三度目の死闘!第14回Mt.富士ヒルin夫者(4)
→前回の記事(3)
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沢山の応援を力に変え、先行するサムソンの背中に追いついた夫者。
高所かつ、高心拍のせいで上手くコミュニケーションが取れない。
アイコンタクトのみで彼の近くに着くが様子がおかしい。
彼はとても辛そうで、もしかするとコース前半で
脚を使い切ってしまった可能性が考えられた…
一緒に走りたいが、私の方はまだ「機材ドーピング」でまだペースを上げられる状態。
そして今は年に一度しかない大会…。
油断は絶対に許されない。回せるなら脚を緩める訳にはいかない。
(ちなみに彼は前年ブロンズ獲得者である)
一刻、また一刻と迫る90分カウント。
「ここは自分の保てるペースを保つ。各々のベストを尽くすべき。」
そう判断し、右サイドから来る速度の乗ったトレインに飛び乗った。
「友よ、ゴールでまた会おう!」
友の無事を祈り強度を上げる。
そして、程なく終盤戦開始の合図である太鼓の音が。
大沢駐車場だ。

ここを越えると山場と言える坂は数えるほど。
強度を徐々に上げていく。すぐに四合目の看板。

ひたすらペースが合うトレインを見つけてはドラフティングを続ける。
正直きつい。それでもペースが垂れないようにペダルを回す。

見えた。奥庭自然公園入口。
スーパー平坦チャンスの狼煙。
ボトルの水も間も無く空で理想的な展開。
下ハンを握りしめ、灰だ。灰になれ夫者。
人機一体スペシャリッシ者になるのだ!!
(アドレナリンのせいです。お察しください…笑)

今、間違いなく夫者史上最速で走っている。(はず)
あくまで当者比なので、全然抜かれてはいるのだが…!
ラストのトンネル三連星も一気に駆け抜けて、
今、ゴールゲートへ…!!!

出し切った…。
スペシャリッシマのポーズも力無い。

実はこのタイミングでは自己計測の類も全くしておらず
ブロンズ獲得成ったかは全くわからなかったのです。
五合目でわかっていた事は3人で出発した結果
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1着 アドンさん→ブロンズ確定
2着 夫者→?
3着 サムソンさん→ブロンズ成らず(でも惜しいタイム)
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なので、判定は際どいという事。
寒さと混雑も凄いので
下山用荷物を受け取り、早々に下山を開始しました。
4合目を越えた付近で、きっかを見かけて応援するも
「無我の境地」だったようでそのままスルーされて行きました。
がんばれきっか!!

そして、下山完了。
一気に降りると流石に手が痺れました。

吉田うどんより、まず結果です。
緊張が走ります。

速報なので、スマホに表示されるスタートとゴールのタイムを
引き算で算出する必要があります。
夫者………2017年度………結果は………
(ダララララララララララララララララララ)

ポウーーーーン…ポウーーーン………ウーーン…ーーン…

1分足らなんだ…。
ならず!!!!
…三度目の悲願も樹海に散ったァアアアアアァッーーー!!!
二度ある事は三度あるパターーンだーーー!!!!!
♪ひーかーるー風のなか〜〜〜(うた:森口博子)
フィニッシュタイム91分。(自己新記録)
夫者さん、F91です。
誰がうまい事言えと〜
夫者さん、今の気持ちをどうぞ。
夫者「無念す…スペシャリッシマの性能を限界まで引き出せなかった己の未熟さが敗因っス。ビアンキの神様に申し訳無いッス…また、来年エンジン鍛え直してきまッス…」

でもね。
2017年の富士ヒル、今までで一番楽しみました。
道中でも亀チャリジャージを着ていたお陰で熱い応援もたくさん頂いて、力に変えてベストを尽くしました。
悔いは無かとです。ご声援ありがとうざいあっしたーーー!!!
ぷしゅ〜…(きっか下山してきた)

かくして、夫者の2017年上半期は終わった。
(自転車レースって、ほんとにドラマチックで楽しいですね!)

(エピローグへつづく)
現在、FRAMEさんで
「ビアンキストア・ツアー富士ヒルクライム(きっか視点)」が連載中です!!
→ビアンキストア・ツアー富士ヒルクライム!3(大会当日/前編)

→ビアンキストア・ツアー富士ヒルクライム!(大会当日/後編)

よろしくお願い致します!
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沢山の応援を力に変え、先行するサムソンの背中に追いついた夫者。
高所かつ、高心拍のせいで上手くコミュニケーションが取れない。
アイコンタクトのみで彼の近くに着くが様子がおかしい。
彼はとても辛そうで、もしかするとコース前半で
脚を使い切ってしまった可能性が考えられた…
一緒に走りたいが、私の方はまだ「機材ドーピング」でまだペースを上げられる状態。
そして今は年に一度しかない大会…。
油断は絶対に許されない。回せるなら脚を緩める訳にはいかない。
(ちなみに彼は前年ブロンズ獲得者である)
一刻、また一刻と迫る90分カウント。
「ここは自分の保てるペースを保つ。各々のベストを尽くすべき。」
そう判断し、右サイドから来る速度の乗ったトレインに飛び乗った。
「友よ、ゴールでまた会おう!」
友の無事を祈り強度を上げる。
そして、程なく終盤戦開始の合図である太鼓の音が。
大沢駐車場だ。

ここを越えると山場と言える坂は数えるほど。
強度を徐々に上げていく。すぐに四合目の看板。

ひたすらペースが合うトレインを見つけてはドラフティングを続ける。
正直きつい。それでもペースが垂れないようにペダルを回す。

見えた。奥庭自然公園入口。
スーパー平坦チャンスの狼煙。
ボトルの水も間も無く空で理想的な展開。
下ハンを握りしめ、灰だ。灰になれ夫者。
人機一体スペシャリッシ者になるのだ!!
(アドレナリンのせいです。お察しください…笑)

今、間違いなく夫者史上最速で走っている。(はず)
あくまで当者比なので、全然抜かれてはいるのだが…!
ラストのトンネル三連星も一気に駆け抜けて、
今、ゴールゲートへ…!!!

出し切った…。
スペシャリッシマのポーズも力無い。

実はこのタイミングでは自己計測の類も全くしておらず
ブロンズ獲得成ったかは全くわからなかったのです。
五合目でわかっていた事は3人で出発した結果
-------------------------------------------------
1着 アドンさん→ブロンズ確定
2着 夫者→?
3着 サムソンさん→ブロンズ成らず(でも惜しいタイム)
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なので、判定は際どいという事。
寒さと混雑も凄いので
下山用荷物を受け取り、早々に下山を開始しました。
4合目を越えた付近で、きっかを見かけて応援するも
「無我の境地」だったようでそのままスルーされて行きました。
がんばれきっか!!

そして、下山完了。
一気に降りると流石に手が痺れました。

吉田うどんより、まず結果です。
緊張が走ります。

速報なので、スマホに表示されるスタートとゴールのタイムを
引き算で算出する必要があります。
夫者………2017年度………結果は………
(ダララララララララララララララララララ)

ポウーーーーン…ポウーーーン………ウーーン…ーーン…

1分足らなんだ…。
ならず!!!!
…三度目の悲願も樹海に散ったァアアアアアァッーーー!!!
二度ある事は三度あるパターーンだーーー!!!!!
♪ひーかーるー風のなか〜〜〜(うた:森口博子)
フィニッシュタイム91分。(自己新記録)
夫者さん、F91です。
誰がうまい事言えと〜
夫者さん、今の気持ちをどうぞ。
夫者「無念す…スペシャリッシマの性能を限界まで引き出せなかった己の未熟さが敗因っス。ビアンキの神様に申し訳無いッス…また、来年エンジン鍛え直してきまッス…」

でもね。
2017年の富士ヒル、今までで一番楽しみました。
道中でも亀チャリジャージを着ていたお陰で熱い応援もたくさん頂いて、力に変えてベストを尽くしました。
悔いは無かとです。ご声援ありがとうざいあっしたーーー!!!
ぷしゅ〜…(きっか下山してきた)

かくして、夫者の2017年上半期は終わった。
(自転車レースって、ほんとにドラマチックで楽しいですね!)

(エピローグへつづく)
現在、FRAMEさんで
「ビアンキストア・ツアー富士ヒルクライム(きっか視点)」が連載中です!!
→ビアンキストア・ツアー富士ヒルクライム!3(大会当日/前編)

→ビアンキストア・ツアー富士ヒルクライム!(大会当日/後編)

よろしくお願い致します!
コメント
コメント一覧 (10)
でも自己ベスト出せたんですから凄いですよ。
きっかさんも無になりながらも?無事完走おめでとうございます。
お疲れ様でした!
涙を飲んで、また来年チャレンジしましょう。まずはきっかさん共々、富士ヒルお疲れ様でした。
で、今年9月下旬には、夫者さんビアンキストアにGoですか?(違)
自分は3分足らずでした。
来年はシルバー狙いのつもりで行きます・・・
夫者さんは登ってる時に亀チャリジャージで気がつきましたよ~(*^_^*)
来年に向けて頑張って下さい!
とても惜しい結果でしたが、逃げまわりゃ○にはしないように夫者さんが諦めなければ負けはしないです!
来年こそはブロンズですね!
「変なところで写真を撮っている女性がいるなー」
と思ったら、きっかさんだったのですね。
たぶん、右端の影が私です。^_^;
来年は、トレックで90分切を目指してください。私も頑張ります。