Rapha Prestige Nasu(5) 〜八溝山とポタガール〜
オーバーペースに重ね、水分補給をおろそかにしたせいで
一瞬にして、左右両腿&右足の裏が同時につった夫者。
ギリッギリでクリートを外して着地するも大ピンチ!
ツゥラン飲んでたのにな〜〜。
↑脚をつりたくない人の懐刀、メイタンの2RUN。一粒では足りなかった…。
夫者「これあれだ、ケンシロウがシンに”南斗獄屠拳”を喰らった状態とすごい似てる…!」
余裕があるのか、ただ錯乱しているだけなのか。
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前回のエピソードはこちらをどうぞ。↓
Rapha Prestige Nasu(4) 〜アクシデント!〜
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どうしよう。
チームの4人には先に行ってもらったが、足の回復を待つまでお手上げに。
自転車を押して登ってみるも
この勾配をビンディングシューズで登山をすると
ふくらはぎへの負担が多く、すぐパンパンになってしまう。
それでも歩けば、サイコンには
時速5km/hの表示。
タイムリミットまで余裕がはあるが、みんなに迷惑はかけられない…
行けども行けども現れる九十九折りの坂に、完全に脚が止まってしまった。(写真右上)
これまでのイベントライドでは脚をつることが無かったのはマイペース、その程度の強度でやってきただけに過ぎなかった。
実力差が明白な場合、こんなにも早くボロが出るとは…。
クライマーズジャージを着ていることさえ恥ずかしくなってしまう。
しかし、焦っても焦っても脚の震えが収まらない。
山頂までは後5kmもある。
そんな夫者の後ろから他チームの後続車が。
「こんにちは〜」
せっせと登って行くそのジャージは、
先週の富士エコでもお世話になったポタガールさんの姿であった。(まさみんさんじゃないよ)
急な坂でも脚を止めることなく真っ直ぐに進んで行くポタガールさん。
このPrestigeは全くポタリング要素ないのに、なんて凄い人達なんだろう。。
後からも続々とポタガールさんチームが登ってくる。
一人だけ、立ち尽くしているのがやっと。ふと、ボトルは空だけど背中のジェルがある事を思い出し
若干の水分をチャージする。
少しだけ震えが収まるのを感じ、脚の痛みも緩和したので再びバイクにまたがった夫者。
サイコンに表示される数値は約8km/h。
歩くよりは少しマシな程度。
チームメンバーに申し訳なさを感じながら登る。
これはもしかして最後尾なんじゃないだろうか…?
それでも絶対にチェックポイントへ行かなければ、夫者 is DIEDだ。
脚にきたら、バイクを押す。
少しでも回復したら乗るの繰り返し。
見てくれはどうでもよくなった。
残り2kmの地点まで登った時。
向こう側から黒く、そして必要以上にマッチョなレーサーが現れた。
ビルさんだ!!!
ビルさんが心配して頂上から降りてきてくれたのだ。
不甲斐なさから、もう「アイムソーリー」しか言えない。
ビルさんは、言葉こそ通じないがチョコバーとボトルを渡してくれる。
背中まで押してもらった。
水分を十分に摂取できたことで、私はかなり復調。脚も少し回るようになった。
今後のライドで私が水分補給を疎かにする事はないだろう。
ビルさんの漢気に夫者が泣いた。
それにしても最初のチェックポイントに辿り着くまでに
ここまでポキ者にされるとは思わなかった。。
(※ポキ者ポイント1)
山頂まではもう少し!
チェックポイントを通過して折り返すチームからも
「もう少しですよ!」
「がんばって!」
と声援をもらう。ありがたい。
チェックポイントの黒板が見えた!
兎にも角にも今は水分をボトル2杯分ぐらい一気飲みしたい気持ち。
というか、本当に2杯飲みほした。
ヤバかった…。
で、チェックポイントはどこだろう…?
辺りを見回しても人の塊は見えない。
矢印の方向に向かうと
城が。
あ、まだ登るんだ。
つづく
一瞬にして、左右両腿&右足の裏が同時につった夫者。
ギリッギリでクリートを外して着地するも大ピンチ!
ツゥラン飲んでたのにな〜〜。
↑脚をつりたくない人の懐刀、メイタンの2RUN。一粒では足りなかった…。
夫者「これあれだ、ケンシロウがシンに”南斗獄屠拳”を喰らった状態とすごい似てる…!」
余裕があるのか、ただ錯乱しているだけなのか。
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前回のエピソードはこちらをどうぞ。↓
Rapha Prestige Nasu(4) 〜アクシデント!〜
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どうしよう。
チームの4人には先に行ってもらったが、足の回復を待つまでお手上げに。
自転車を押して登ってみるも
この勾配をビンディングシューズで登山をすると
ふくらはぎへの負担が多く、すぐパンパンになってしまう。
それでも歩けば、サイコンには
時速5km/hの表示。
タイムリミットまで余裕がはあるが、みんなに迷惑はかけられない…
行けども行けども現れる九十九折りの坂に、完全に脚が止まってしまった。(写真右上)
これまでのイベントライドでは脚をつることが無かったのはマイペース、その程度の強度でやってきただけに過ぎなかった。
実力差が明白な場合、こんなにも早くボロが出るとは…。
クライマーズジャージを着ていることさえ恥ずかしくなってしまう。
しかし、焦っても焦っても脚の震えが収まらない。
山頂までは後5kmもある。
そんな夫者の後ろから他チームの後続車が。
「こんにちは〜」
せっせと登って行くそのジャージは、
先週の富士エコでもお世話になったポタガールさんの姿であった。(まさみんさんじゃないよ)
急な坂でも脚を止めることなく真っ直ぐに進んで行くポタガールさん。
このPrestigeは全くポタリング要素ないのに、なんて凄い人達なんだろう。。
後からも続々とポタガールさんチームが登ってくる。
一人だけ、立ち尽くしているのがやっと。ふと、ボトルは空だけど背中のジェルがある事を思い出し
若干の水分をチャージする。
少しだけ震えが収まるのを感じ、脚の痛みも緩和したので再びバイクにまたがった夫者。
サイコンに表示される数値は約8km/h。
歩くよりは少しマシな程度。
チームメンバーに申し訳なさを感じながら登る。
これはもしかして最後尾なんじゃないだろうか…?
それでも絶対にチェックポイントへ行かなければ、夫者 is DIEDだ。
脚にきたら、バイクを押す。
少しでも回復したら乗るの繰り返し。
見てくれはどうでもよくなった。
残り2kmの地点まで登った時。
向こう側から黒く、そして必要以上にマッチョなレーサーが現れた。
ビルさんだ!!!
ビルさんが心配して頂上から降りてきてくれたのだ。
不甲斐なさから、もう「アイムソーリー」しか言えない。
ビルさんは、言葉こそ通じないがチョコバーとボトルを渡してくれる。
背中まで押してもらった。
水分を十分に摂取できたことで、私はかなり復調。脚も少し回るようになった。
今後のライドで私が水分補給を疎かにする事はないだろう。
ビルさんの漢気に夫者が泣いた。
それにしても最初のチェックポイントに辿り着くまでに
ここまでポキ者にされるとは思わなかった。。
(※ポキ者ポイント1)
山頂まではもう少し!
チェックポイントを通過して折り返すチームからも
「もう少しですよ!」
「がんばって!」
と声援をもらう。ありがたい。
チェックポイントの黒板が見えた!
兎にも角にも今は水分をボトル2杯分ぐらい一気飲みしたい気持ち。
というか、本当に2杯飲みほした。
ヤバかった…。
で、チェックポイントはどこだろう…?
辺りを見回しても人の塊は見えない。
矢印の方向に向かうと
城が。
あ、まだ登るんだ。
つづく
コメント
コメント一覧 (3)
私も意識して管理し始めたら遠くまで走れるようになりました。
「時速25kmのペースで1時間走る」それだけで400kcal/h以上も消費するので意識してないとおろそかになりがちです。
水も1時間に2本~3本は飲んだほうがいいとかなんとか。。。
プロともなると1レースで7000kcal消費するというから驚き。
放送見ててもそんなに沢山食べてる様子は映らないですけど、どこでそんなに食べてるんでしょうね。
やはりこまめな補給は大事なんですね...。
自分はレースなどは出ませんが、ロングライド時にはしっかり補給するようにします。