こんにちは。
夜中のテンションで書いた文章は必ず朝に読み返すのを癖としている夫者です。
それでは続きをどうぞ。



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前回のエピソードはこちらをどうぞ。↓
Rapha Prestige Nasu(2) 〜初めてのチーム〜
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最後尾からスタートした我々。
今大会はレースではないので、他チームと順位こそ競うことはありませんが
チーム全員の走力が未知数なので、できるだけ余裕を持たせて走る作戦になりました。


フォーメーションはこちら。


ビルが引き、チャーリー、マイクが続き
4番手に夫者、最後尾でチームを見守るのが経験豊富な王さん。

序盤は高所から始まり、緩やかな坂を下って行きます。



が…

速い…!!

圧倒的速度で、ビルさんがチームを引き他チームを追走していきます。
那須高原の道は早朝のせいか、とても交通量が少なく走りやすい!!



そして、快晴に絶景!



とてつもない景色が次々とロードムービーの如く通り過ぎて行きます。
一瞬で駆け抜けるのが勿体ないほど。



これが私の大好きな漫画「じこまん」でも出ていた

「多幸感」。

自身が無敵になったような全能感で満たされながら
他のチームを抜いて行きます。

サイコンを見ると常に表示が40〜50km/h以上を指していて

「これは…自分にはオーバーペースなのでは…」
と不安がよぎったのですが、この日私はとても体調が良くペダルも回る回る!!
黒い5つの影は快調に那須を疾走して行くのでした。

途中、いくつか峠がありマイクさんが
「先はまだまだ長いので60%くらいの力で回しましょう」と気遣ってくれます。
とはいえ、あまり遅れるのも申し訳ないので力は抑えつつ着いて行きます。



我々が現在、目指すのは第一CP(チェックポイント)である「八溝山」。
茨城県の最高峰で1,021mある山。古来よりの「信仰の山」とされているそうです。
八溝山の命名も弘法大師がつけたとか。


進む…



どんどん進む…

あっという間にスタートから60km離れた地点までやって来ました。
楽しすぎて疲れは全く感じません。

気になる事と言えば、ここまでコンビニなどの補給ポイントがほぼ無かった事です。
ボトルの水も無くなってきたので、そろそろ補給をしたい気持ち。。



そして斜度10%以上はある長い坂を越えて、降りに入ったその時です。

「ビンッ!!」

聞きなれない音がマイクさんのバイクから鳴り、チーム全員が足を止めます。

一体どうしたのでしょうか？


つづく